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トンプソン短機関銃(M1928A1)といえば、ドラム型の弾倉が付いた姿を思い浮かべる人も多いはずだ。ところが実際の戦場では、あのドラム弾倉は早々に嫌われ、廃れていった。今回はその理由と、実際に使われていたマガジンポーチの話。
① 支給品:20発スティック弾倉用の5連キャンバスポーチ
WWII当時の正式なマガジンポーチは、20発の箱型(スティック)弾倉を5本収められる、5つの区画に分かれたキャンバス製ポーチだった。各区画はリフト・ザ・ドット式のスナップで留める仕様で、ウェビングのストラップで肩から斜めに掛けられるようになっている。1940年代当時の厚手コットンダック地と、支給品らしい刻印が特徴。
② なぜドラム弾倉は廃れたのか
大戦序盤には、50発入りの回転式ドラム弾倉と20発の箱型弾倉の2種類が使われていた。ドラム弾倉は装弾数こそ多いが、重くかさばる上、肩から提げて行軍するには不向きだった。加えて構造的にやや華奢で、弾薬が中でガタつき、目立つ音を立てるという欠点もあった。
こうした理由から、実戦部隊では次第に20発、後には30発の箱型弾倉のほうが人気になっていく。見た目のインパクトはドラムの方が強いが、実際に前線で使われていた主力は箱型弾倉だった、というのが実態に近い。
③ まとめ
トンプソンの弾倉運用は、「派手なドラム弾倉」から「実用的な箱型弾倉+5連ポーチ」への移行という流れで理解しておくと考証がしやすい。
買い方・調達ガイド
トンプソン用ポーチ(AliExpress):
※正直に書いておくと、この商品は巾着型・単一区画のバッグで、①で説明した「5区画・リフト・ザ・ドット留め」の支給品パターンとは形が異なる。雰囲気重視の携行袋として割り切るか、正確な5連ポーチ型を探すかは好みで判断したい。
出典
- USGI Thompson Magazine Pouch – WWII 5-Cell .45 ACP Stick Mag Carrier – Keep Shooting
- The G.I. Thompson In World War II – American Rifleman
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