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M1ガーランドの8発クリップを収める、あの縦長のポケットが並んだベルト。正式名称は「Belt, Cartridge, Cal .30, Dismounted, M-1923」。実はこのベルト、ガーランド専用ではなく、複数のライフルで弾数の数え方が変わるという面白い仕様になっている。
① 正式名称と採用の経緯
M1923は、第一次世界大戦後、旧型のM1910ベルトの在庫が尽きたことをきっかけに採用された10ポケットのOD(オリーブドラブ)グリーン帆布製カートリッジベルト。M1910ハーバーサック、後にM1928インファントリーパックを背面に固定する土台としての役割も兼ねている。
② 1ポケットの容量は、対応するライフルで変わる
ここが今回のポイント。M1923の10個のポケットは、スプリングフィールドM1903やM1917エンフィールドの5発ストリッパークリップなら1ポケットに2個(計10発)収まるのに対し、M1ガーランドの場合は8発のエンブロッククリップが1ポケットに1個(計8発)という違いがある。同じベルトでも、ライフルによって携行弾数の合計が変わる(計100発 vs 計80発)点は覚えておきたい。各ポケットのフラップはリフト・ザ・ドット式の留め具で、後期型にはガーランドのクリップを落とさないための内側の押さえベルトが追加されている。
③ まとめ
M1923は「ガーランド専用ベルト」ではなく、M1903・M1917・M1ガーランドと複数のライフルで共用されていた汎用装備という理解が実態に近い。狙うライフルによってポケットの使い方(1個 or 2個収納)が変わる点まで押さえておくと考証の解像度が上がる。
買い方・調達ガイド
M1ガーランド用 8発クリップ携行ポーチ(AliExpress):
※これは10ポケット揃ったM1923ベルト本体ではなく、単体の予備ポケット(1個売り)。①②で触れたベルト本体を別途用意した上で、予備クリップ携行用に追加する使い方が現実的。
出典
- US WWII M1923 Cartridge Belt for M1 Garand rifles – What Price Glory
- U.S. M1 Garand M1923 Cartridge Belt OD 3 Khaki – Military Tour
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