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※空挺兵がポケットに入れていた私物についての記事です。誤りがあればご指摘ください。
支給装備はどの兵士も似たようなものになるが、ポケットの中身には個人差が出る。ここでは実際に持ち歩かれていたとされる私物を、カテゴリー別に整理する。
① 喫煙関連
以前の記事でも触れた通り、K-レーション同梱のタバコのミニパック(3〜4本入り)、防水加工の紙マッチ、そしてZippoライターがポケットの定番だった。
② 通貨
現地の通貨に加えて、侵攻作戦専用に発行された特殊通貨(Special Currency)や、連合軍軍票(Allied Military Currency, AMC)も、それぞれの額面で携行されていた。
③ 読み物
意外と見落とされがちだが、小型ペーパーバック本もポケットの定番だった。戦争中、兵士向けに1億2200万部以上という規模で印刷されたという記録がある。加えて、訪問先の国の風習・地理を解説したポケットガイドも配られていた。
④ ハンカチ:驚くほど多用途
ハンカチは単なる私物というより、実用品として何役もこなす道具だった。
- 衛生用途(汗拭き・清潔保持)
- 応急の包帯代わり
- 合図(振って合図を送る)
- 水の濾過(不純物を漉す)
- 防塵マスク代わり
さらに、以前紹介したシルクマップと同じ発想で、脱出用の地図を布(ハンカチ)に印刷したものも存在した。
⑤ 感傷的な私物
家族や恋人の写真(財布サイズ)、メッセージや絵柄が刺繍されたハンカチ(記念品として)は、故郷とのつながりを感じるための定番アイテムだった。
⑥ 信仰・お守り
- 携帯用の新約聖書・詩篇(キリスト教徒の兵士)
- 鋼鉄のカバーが付いた新約聖書(胸ポケットに入れて携行するタイプ)
- ユダヤ教徒向けの祈祷書
- ロザリオ(カトリック教徒の兵士)
- お守り代わりの品:ウサギの足、硬貨、弾丸など
【要確認】「鋼鉄カバーの聖書が銃弾を止めて命を救った」という類の逸話は有名だが、個別のエピソードの真偽までは今回検証していない。少なくとも鋼鉄カバー付きの聖書自体は実在した装備という点は確認できている。
⑦ 筆記用具
小型のノートと鉛筆は、命令の記録・スケッチ・手紙の下書きなどに使われた。日記は公式には禁止されていたが、実際には多くの兵士がこっそり付けていたとされる。